浜松市浜北区の糖尿病専門医・甲状腺の専門医

橋本病とは

1912年に橋本策博士が初めて報告したため、橋本病と名付けられた病気です。甲状腺に慢性的な炎症が起きてしまい、徐々に甲状腺が侵され、末期には甲状腺ホルモンが作れなくなり、甲状腺ホルモンが足りなくなってしまう病気です。

 

男女比は1:20と圧倒的に女性に多い病気です。好発年齢は30歳〜50歳代です。

橋本病の症状

慢性的な炎症と行っても、普通は痛みや熱が出ることはありません。検診などで甲状腺の腫れなどから偶然発見されることがほとんどです。

 

@甲状腺が腫れる
でこぼこした、やや固めの甲状腺を触れることができます。

 

A甲状腺ホルモンが足りなくなることによる症状
実は、橋本病でも甲状腺ホルモンが足りなくなる症状を起こしてしまう患者さんはそれほど多くありません。初診時に甲状腺機能低下症状を認める患者さんは約10〜20%くらいです。甲状腺ホルモンが足りなくなると、徐脈(脈がゆっくりになりすぎる)、便秘、筋力低下、認知症様症状、寒がり、体重増加・むくなどの症状が起こります。

橋本病の検査

採血で血液中の甲状腺ホルモンや橋本病の原因となる抗体の有無を調べます。また、甲状腺エコーで甲状腺が腫れていないか調べます。これだけの検査で、ほぼ全例の橋本病が診断できます。

橋本病の治療

甲状腺ホルモンが足りなくならなければ、特に治療は行いません。定期的な採血やエコーなどで十分です。甲状腺ホルモンが足りなくなった場合は、甲状腺ホルモンを補充するお薬を飲みます。基本的にはお薬はずっと飲み続けなくてはならないのですが、落ち着いてしまえば3ヶ月に1回程度の通院で治療継続が可能です。

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